土地を分筆すると、地番に枝番をつけます。例えば、「湖山町北一丁目300番地」を分筆すると、「300番1」と「300番2」ということになります。土地の分筆は、通常、土地家屋調査士に依頼して行います。逆に、自分が持っている土地なら、土地を合筆する(複数の地番を1つにする)こともできます。例えば、「300番1」と「300番2」という二つの土地があったら、これを二つを併せて「300番1」というような感じです。このとき、土地家屋調査士から、地番はどうしましょうか(地番は、何番にしましょうか)?って、聞かれることがあります。土地家屋調査士は、あくまで土地所有者の代理で分筆や合筆申請を行っているので、本人の考えを確認するという意味です。ということは、地番の選択権は、土地所有者にあるということ、すなわち、制限はあるものの自分で決めることができるということになるのです。制限とは、今までの地番をまったく無視して地番をつけることはできないという意味です。