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2020年5月5日 PCR検査について、一考察!!#鳥取 #コロナ 文句言ってやる!!

2020年5月5日

政府の専門家会議で、PCR検査の相談目安が変更されることになった。

 

headlines.yahoo.co.jp

以下は、あくまでも私見であり、医学の専門家ではありませんので、

見解の相違がある場合があります。

 

2020年5月5日 なかなか検査を受けることができないと、取り上げられ続けていたPCR検査について、変更がなされる見込みになった。今回の変更では、37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合など、極めて不自然であった条件が見直されることになるようだ。

今更という気もするし、なんでこんなに見直しまで時間がかかったのかという憤りも隠せない。

政府の専門家会議が定めた『濃厚接触者』の定義もそうだが、政府の専門家会議で決まった指針により、多くの日本人が犠牲になった。

今回の見直しは、あくまでも、『検査が受けることができない』という世論に対するものである。見直し後に、どれほど検査体制が充実するかは別の問題であると考えられるので、今後とも、注意していく必要がある。

少なくとも、今までよりは、一歩動いたということはできる。

さて、PCR検査に関連して、『濃厚接触者』という定義も定められている。

www.niid.go.jp

『濃厚接触者』の定義は、どうも国立感染症研究所が定義付けしている様である。

4月20日頃に『濃厚接触者の定義が変更されたこと』が公表されている。

主な変更は次の通りである。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

   1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者と接触した日のはじまりを「発病した日」か

     ら「発病した日の2日前」

   1 濃厚接触と判断する目安を「2メートル以内の接触」から

     「1メートル以内かつ15分以上の接触」に

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2020年4月18日、鳥取市内において2例目の新型コロナウィルス感染判明者が発覚した際の記者会見で、『2例目の感染判明者が、発症する2日前以後の方を濃厚接触者として調べる。』という趣旨を鳥取保健所が変に自信をもって発言した。

発症前2日以降を調査するということは、当該2例目の感染判明者が2次感染を発生させたかどうかを調べるのであって、どこから感染したかを調べるのではないと言っているに等しい。

非常識なことを自信をもって発言する場合には、何かしらの根拠があるのであろうと思っていたら、4月20日になって、前述の国立感染症研究所が濃厚接触者の定義を変更した旨の報道がなされた。

思わず、『これか・・・』と言ってしまった。

おそらく、鳥取保健所の所長は、『国立感染研究所の最新の定義に従って、濃厚接触者をきちんと調べるので、自分たちはちゃんと仕事をしていますよ』と言いたかったのであろう。それが、ある意味、自信となって表れたのであろうと思う。

 

同時に、この保健所所長の限界も感じた。自分の部下であったならば、多分、解雇する。

4月18日の時点で発症した2例目の感染判明者は、1例目と違い、感染源が全く分からない事案であった。1例目は、鳥取市が砂の美術館の彫刻家を海外から17人も呼んでおり、この応対をしていた方なので、おそらく、この外国人に絡んで感染したであろうと推測できる。尚、鳥取市は、本日時点でも、それは認めていないし、依然として、感染経路不明としている。

さて、2例目の感染判明者は、NHKの職員で、3月29日に京都に行ったものの、それ以後は、鳥取市内にいたとしている。4月13日頃発症していることから、京都の可能性もないわけではないが、発症パターンを見ると5日~10日間で発症していることが多いことから、3月29日の京都は関係ないのではないかと考えられる。

また、3月29日に感染したのであれば、16日間もコロナウィルスキャリアと知らずに活動していたことになるので、もっと感染拡大が起こっていたであろうと考えるのが相当である。

2次感染がない所を見ると、コロナ感染の可能性を考えてか、発症後は外出自粛などを行われていたようである。

尚、濃厚接触者の定義としては、発症の2日前となっているが、それ以前であれば感染しないと言っているわけではない。同研究所の公表内容には、『感染しやすい状況については、徐々に分かってきましたが、感染しないことを保証する条件についてはよく分かっていません。』となっており、単純に言うと、ウィルスを持っていれば感染するだろうけれど、詳しいことはわかりませんということである。

5月5日時点においては、2例目の感染判明者以降、新たな感染者は判明していない。

これは、やはり、京都で感染して、運よく、誰にも感染させなかったのかもしれないという希望的な観測も生まれる。

ここで、注意しなければならないのは、あくまでも判明していないだけであって、実は、感染してはいるけれども無症状もしくは極めて軽症なコロナウィルス感染者がいるかもしれないという可能性である。

『発症していなければ、感染させない』というウィルスではないと考えられる。若者に外出自粛を呼び掛けているのは、若年層は発症しないか発症しても軽度のことが多く、

本人が感染者とわからないままで、ウィルスをまき散らす可能性があると考えられているからである。

ここで、一つの矛盾に気が付くであろう。

国立感染症研究所の定める濃厚接触者とは、感染した可能性が極めて高い者のことを言うのであって、ウィルスのキャリアではないということである。濃厚接触者ということは、報道でよく聞く言葉であるが、ウィルスのキャリアのことは、呼び名が付いていない。実際には、感染経路不明と抽象的にひとくくりにされている。

無症状の感染者は、例えば『サイレントキャリア』などの呼び名をつけて、これを判明させないと感染拡大は防げないと考えられるが、保健所ですら、このサイレントキャリアの調査を行おうとすらしない。

東京や大阪など、爆発的に感染者が増加したエリアでは、このサイレントキャリアを探すのはもはや現実的ではない。最近実施された抗体検査では、神戸市でも4万人以上いる可能性があると言われており、東京や大阪などでは、100万人単位になるかもしれないからだ。

ただ、この新型コロナに関して言うと、幸いなことに、地域によって感染具合が大きく異なっている。

鳥取市では、現時点では、まだ、2名しか感染判明者がいないのである。

2名の行動を出来るだけさかのぼれば、感染させた人に何処かでたどり着けるはずである。また、この2名に感染させた人は、少なくとも、他の人にも感染させているはずである。島根県で最初に感染した例を見ると、ひとりの感染者から二十数人の感染者を出した。感染源となった人を放置しておくということは、直ぐに数十人以上の感染者を生む可能性を放置するということになる。

2020年4月1日 和歌山県知事のメッセージのリンクを貼っておく。

www.pref.wakayama.lg.jp

 

このメッセージの中で、和歌山県知事は、濃厚接触者の枠にとらわれず、できるだけ感染判明者から行動履歴をヒアリングして、とても濃厚接触者とは言えない人まで検査するとしている。感染源を突き止めるとは、断言できないので、そのように記載はしていないが、行動履歴を徹底的に調べればおのずと感染源にたどり着くことができる。

2週間以内にあった人、もしくは、いった場所から、確実に、感染しているのだから、その可能性は十分にある。

さて、なぜ、保健所所長に限界を感じたかというところに話を戻す。国立感染症研究所の定めた『濃厚接触者』に関しては、きちんと調査したということに満足して、なぜ感染したかに考えや行動が伴っていないからである。会見で自信満々にいうところから見て、自分の責任の範囲を決めているのであろうと推測できる。

今後、鳥取市民は誰一人感染させないと考えるのであれば、和歌山県知事の様に、濃厚接触者の枠にとらわれずに徹底的に調査しますとなるのであろうが、自分で調査の枠を決めてしまっている。だから、適していない。

さて、PCR検査と発熱者・帰国者濃厚接触者相談センター(以下 『相談センター』という、)との検査数と相談件数も検討しなければならない。

PCR検査数と感染者数はを気にする人が多いが、それはある意味ピントがずれている。感染者がいないということは安心できる大きな材料であるが、明日以降の感染判明者がいないということにはならない。

むしろ、相談者数がどのくらいいるかの方が問題である。相談センターでカウントする相談者数は、少なくとも、いたずら電話などは、カウントに入れていないと考えるのが相当である。換言すれば、相談センターに相談してきた人は、発熱があるとか風邪気味であるとか何かしらの病状があると考えられる。

5月4日の数値で見てみると、鳥取県では107名の相談があった。風邪などの症状があって、もしかしたらコロナかもしれないと思った人が、1日で107名いるということだ。では、その相談に対して、実際に検査した数はどのくらいかというと、8名であり、実に、99人が検査されていないことになる。

最悪の場合で想定すると、5月4日だけで、99人の感染可能者を放置していることになる。

平井鳥取県知事は『疑わしきは、PCR検査を行う』と言って、ドライブスルー検査を導入したが、実態としては、相談しても、検査されないということである。

相談件数に対する比率をみてみると、近県である岡山県ですら相談件数に対して21%のPCR検査を行っている。鳥取は同日で、12%である。

疑わしきはPCR検査もドライブスルー検査も、言葉だけの実態のないものだると言える。

なぜこのようなことがおきるかということを考えてみる。

政府の専門家会議が定めた『PCR検査実施のルール』と国立感染症研究所が定めた『濃厚接触者の定義』に基づいて、保健所が検査する人を選別しているからである。

『言われたことをするなら、牛でもできる。』とは、高校時代の恩師がよく言っていた言葉であるが、まさに保健所は、この牛である。平井知事は、その牛に乗っている能天気なおじさんかもしれない。

4000字を超えたので、続きは、また今度。

 

2020年5月5日 PCR検査について、一考察!!#鳥取 #コロナ 文句言ってやる!